部活は最後の砦


まみっちです。

入学式から早2週間、1年生も学校に慣れてきた頃でしょうか。

クラブ見学や仮入部の時期ですね。

娘の学校では対面式という物があり、その中で1年生に、
『こういう部活があるよ、楽しいよ』とクラブをアピールする機会が
あります。

デモンストレーションは毎年2年生が行うのですが、持ち時間は5分でネットを持つ係2名と共に、実際ボールを使ってスパイクするまで一通り見せるそうで、毎年失敗しないように、何度も練習をするそうです。

昨年はデモンストレーションが功を奏したのか、はたまた
『ハイキュー』の影響か、数あるクラブの中で最高の入部数を記録したそうです。
その数30人近く。
あっという間に大所帯になってしまったそうで・・
顧問の先生は練習の廻しや、夏の合宿先の調整などが大変と嬉しい悲鳴だったようです。

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さて、クラブですが、運動部の場合、文化部に比べると
活動日が多い様です。
娘のバレー部も土日を含む週5日。
私は最初、あまり賛成出来ませんでした。

なぜなら、元々勉強の習慣のない娘がクラブで疲れて帰ってきた後に
勉強するはずがないと。
これは、今現在正解でした(;^ω^)
クラブから帰宅後に勉強出来ていません。

しかし、クラブにのない日に勉強しているかと言えば・・・
やっぱり、しないんですよね~(笑)
結局疲れててもやる子はやるし、疲れてなくてもやらない子は
やらないんです。

仮に親が文化部を勧めたとしても、言うことは聞かないし、勝手に
好きな部に入部するので親としては静観するしかありません。

元々はダンス部に入りたかったようですが、見学に行った際思ったものと違った様で、塾時代の友人の付き添いとして見学したバレー部に
魅せられ、友人と一緒に入部しました。

今でこそ、『バレー大好き!学校楽しい!!』な娘ですが、
1年生の夏休み前『学校が楽しくない』というような事を言ったことが
あります。

クラスに元々の知り合いがおらず、休憩時間の度に塾時代の友人を訪ねて他クラスに行っていたせいで、クラスでの友達作りに後れを取り、
1学期はクラスで孤独を感じていた様なのです。

勉強の方も芳しくなく、テストの度に補習に呼ばれる娘は
少し浮いていたのかもしれません。
学校を休みたいと言うことも何度かあり、実際休んだり、
学校まで付き添ったりもしました。

この時、私の脳裏をかすめたのは『転校』の2文字。
やはりこの繰上り合格には無理があったのか、そのまま受かった第2志望の学校に行くべきだったのかと、自問自答を繰り返しました。

そうこうして、迎えた夏休み。
転校する子の最初の壁が、夏休みの終わり、
そう1年2学期の始業式です。
実際、この夏休みを境に転校する子は結構いる様です。
この夏休みが正念場だと思いました。

クラブでは、夏休みに入る頃には、1年生はお客様から
部員に変わります。
基礎体力作りや、基本プレーの練習、試合形式での練習と
朝早くから夕方まで走り回ります。
ほぼ毎日練習があり、8月に入るとすぐに4泊5日の合宿です。

中学1年~高校2年生までが一堂に会します。
一番下っ端の1年生は率先して動き、先回りして準備をする役割があり、夜寝るまでゆっくりする時間はありません。
家では決してやらない、配膳、下膳の当番や洗濯物当番なども
1年生が担当です。

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家にいる時には、全て親任せで何も手伝いをしない娘が、
この4泊5日間は練習も全力でやりつつ、先輩方に気を配り、
時間を守り、当番をこなすというフル回転です。

1年生はこの合宿で共に困難を乗り越え、同じ釜の飯を食べ、
より一層絆が深まります。

合宿から帰宅後は、どんなに合宿が楽しかったのかと
話が止まりません。
残りの夏休みもほぼクラブで終わりましたが、2学期を迎える頃には
『休みたい』という言葉は聞こえなくなりました。

2学期には、運動会や文化祭などクラスで一致団結して製作したり、練習したりという行事が多く、いつのまにかクラスにもたくさんのお友達が出来ていました。

クラブ活動を通して、同学年だけでなく、中学や高校の先輩とも関わりあう機会が増え自分の居場所が見つかったようです。

クラブとは、切磋琢磨して自己実現を行うところ。
それと同時に泣いたり笑ったりけんかしたりして
一生の友達が出来るところ。
学校を辞めたくなる時、最後の砦になるところ。

たかがクラブ、されどクラブです。

クラブ大事です!!

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mamicchi

まみっちです。 不登校を繰り返しつつ、何とか中高一貫校を卒業しました。1浪を得て今年大学1年生です。

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