ゲームと昼夜逆転

不登校になると大体の子供が陥るという昼夜逆転。

当然、うちの娘もなりました。夜中大きな声で通話しつつ、オンラインゲームをする。そして朝の7時頃から寝はじめ、夕方起きるという生活です。

まともな親なら、どうしてこれを許すことが出来るでしょうか。

まず本人の健康が心配です。そして人が寝ているのに大きな声で喋り、笑い、人の睡眠を邪魔します。みんなが学校に行く頃、「おやすみなさい」とお布団に向かう娘にため息が出ます。仕事から帰ってきてもまだ寝ているときがあります。学校も行かないで、寝てるかゲームしてるかなのに疲れたとか頭痛いと言います。留年のリミットも近づいているのに何を考えているんだろうと腹が立ちました。

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ゲームがいけないんだ、携帯がいけないんだ。それさえなければ、夜は寝てくれるだろうと思いました。学校に戻るには朝起きられないとだめだ。朝起きる為には夜寝ないと。

その頃「携帯こそ悪」と思っていました。

カウンセラーさんにはちゃんとルールを決めて守らせる。守らないときは罰則を設ける。とにかく無理やり奪うことだけは、絶対にやってはいけないと言われました。

しかしルールどころか、娘は24時間使用出来ること以外論外と話にもなりません。親がお金を払っている以上勝手なことは許さないと、携帯解約を伝えました。すると生きている意味がないから死ぬなどと言うのです。もうその後は泣いて暴れて大変なことになりました。そういう事を数回繰り返した後、携帯を取り上げることを断念しました。

携帯は子供の精神的支えになっていることが分かったからです。唯一の心の拠り所だったのです。

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子供にとって唯一、外の世界と繋がっているものでした。リアルでは家に1人ぼっちでひきこっていても、ネットの世界にはお友達がいました。毎日遊んでくれました。1人ではないと感じさせてくれました。

学校に行けなくなった頃、子供は深く傷ついていました。なのに親はそんな事気付きもせず、勉強の遅れを気にして、学校に戻すことばかり考えていたのです。

『学校に行きさえすれば、私の気持ちなんてどうでも良いんだ・・』

・・と、親に絶望し自分の部屋にひきこもったのです。そしてさらに心の拠り所である携帯まで奪おうとされ、ますます傷つき泣いて喚いて抵抗したのです。

その後娘が話してくれたのは、「携帯いじっているから夜眠れないのではない。眠れないから携帯を見ている。携帯を見ていると現実を忘れられる。寝ようとすると学校を休んでいるという現実が迫ってきて怖い。怖くてたまらない。」のだそうです。携帯を取り上げていたら精神を病んでいたかもしれません。

携帯を取り上げる事を断念して以来、ますます昼夜逆転になりました。ゲームも携帯もやりたい放題。無法地帯です。親として見ていて本当に辛かったです。夕方仕事が終わっても、まだ娘が寝ていると思うと真っ直ぐ家に帰りたくなくて、用もないのに喫茶店などで時間を潰して帰る日もありました。

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ただ、その時は気付かなかったですが娘はただ遊んでるだけではなかった。ちゃんと自分の進む道を考えていた様です。

ゲームと携帯と昼夜逆転、実際何が正解なのか未だわかりません。我が家は取り上げる事が出来ませんでした。結局は娘の意見が通ったという形です。しかしそれから、親子関係はだんだん良くなっていきました。親は敵から理解者という位置づけに変わり会話も多くなっていきました。そして数か月後には学校に復帰しました。

 

 

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まみっちです。 不登校を乗り越え、高校2年生になりました。現在大学受験を目指して頑張っています。こんな日々が来るなんてちょっと前までは想像も出来ませんでした。
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