夫源病から卒婚や熟年離婚へ

まみっちです。

昨日は久しぶりに前の職場の友人2人と食事に行きました。
お互いの近況、子供たちの近況などを話していると、
最終的には夫の話になります(笑)
大抵は、愚痴で、皆に聞いてもらって笑いで閉めるという流れがいつものスタイルなのですが、昨日はちょっと違いました。

友人の1人(Aさんとします)は、旦那さんが、家にいると
苦痛だと言うのです。
旦那さんが家にいると体調を崩すそうで、
『夫源病(ふげんびょう)』ではないかと・・
定年後の生活が心配でならないとこぼします。

夫源病とは?(セルフチェックシートあり)

最近、テレビで聞く、『夫源病(ふげんびょう)』とは、夫の何気ない
言動に対する不満がストレスとなって溜まり、妻の体や心に さまざまな症状を引き起こす病気のことをいうそうで、石蔵文信・大阪樟蔭女子大学教授が命名したとされています。

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どうしてでしょう。
元々は好きで結婚した訳ですし、新婚の頃は早く帰って来て欲しいと思っていたそうです。

それが、いつの頃からか、外出してくれた方が嬉しいと
思うようになったと。
まさに『亭主元気で留守がいい』
そのものなのです。

実は私も、前回GWの記事で似たような事があり

こんにちは、まみっちです。昨日、パパは休日出勤でした。娘も友人たちと原宿へ行くとの事で期せずして・・フリーダム!!! 勇者まみっちは自由を手に入れた!!!やったね!連休2日目にして自由を手に入れました。主婦の皆さんは共感して頂けると思いますが、休日に家族といると、食事の準備や『あれはどこだ』とか『これやってくれ』とか色々大変ですよね??それが、1日自分だけの為に使えるなんて!!お昼ご飯も自分だけだったら、適当で良いし。自分1人だけの昼食、ちゃんと作りますか??まみっちは作らない派。本来なら、パパ...

こういう想いが、後々に熟年離婚や卒婚につながるのかもしれないと思ったので、Aさんのケースを考察してみたいと思います。
(あくまで、自分の心の整理という意味の忘備録です。)

Aさんの状況
Aさん(50歳)・・共働き主婦、旦那さんとほぼ変わらない収入あり
旦那さん(53歳)・・大手勤務。特に趣味はなし
大学生の息子さんと、高校生の娘1人の4人家族。

そもそも何故夫が家に居ると辛いのか

まずAさんの旦那さんの名誉の為に言っておきますが、
旦那さんは真面目です。
ギャンブルをする訳でもなく、浮気をする訳でもなく、
酒癖が悪い訳でもない。
きちんと仕事をし、自分のお小遣いの範囲で毎日やりくりをする。
もちろん、住宅ローン以外の借金もありません。
何も問題がないように思います。
しかし、Aさんは休日に旦那さんがいると窮屈に感じます。

その理由は

①夫は一切の家事をしない
②夫は片付けをしない
③夫は家にいると妻に指示を出す
④夫の食事に気を遣う

大きくはこの4つではないかと言うのです。

夫は一切の家事をしない

最近は家事の分担などをして、積極的に家の事に係る旦那さんが多い様ですが、Aさんの旦那さんはきっぱりと拒否をしました。
たまに夕食に自分用の寿司を握るのと週末に買い物に
一緒に行く位です。

理由は妻がやったほうがうまく出来る、自分の父親もやらなかった、
仕事が忙しい・・
ですが、根本的には『男は外で働き、女が家事をするべき』という
固定観念が強い様です。

しかしながら、A家は共働き。
家のローン、教育費等を考えると、やはりAさんが仕事を辞めるという
選択はなく、しばらく兼業主婦という状態は変わりません。

仕事から帰宅後に出来る家事は限られており、時間や手間のかかる事は全て週末にやることになります。
主に庭の手入れ、お風呂の掃除や、アイロンがけ等々。

妻が家事をやっている間夫は携帯でゲームにいそしみ、
のんびり寛いでいます。
ときどき寝ていたりします。

Aさんは平日は仕事や家事に追われ、週末も家事がたくさんで、
のんびりする暇もないのに、夫は忙しそうな妻をよそに、
携帯で遊び昼寝をしてる。

夫が平日は仕事が激務で、ストレスが多いことは分かっています。
休みの日くらいはゆっくりさせて欲しいというのも分かっています。
Aさんは優しい方です。だから、何も言いません。

しかし心の中に不満がないかと言われれば嘘になります。

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休みの日もやる事たくさんなので、身体も疲れますが、
最近は心の疲れの方が溜まってきたようです。

1つでも、家事をやってくれれば私の負担も減るのに。

自分の休養ばかりを大事にし、妻の休養については気に掛ける様子もありません。

そういう事が、心の中に黒い感情を積もらせていると言ってます。

夫は片付けをしない

うちの夫もそうですが、Aさんの旦那さんも片付けが苦手だそうです。
なので、1日家にいるだけで結構家が散らかります。

開けたら開けっ放し、脱いだら脱ぎっぱなし、置いたら置きっぱなし。
電気も付けたらつけっぱなしだそうです。

Aさんは散らかっていると、落ち着かないのでイライラします。
不機嫌でいたくないので、片付けますが、その横でまた新たに散らかすのでエンドレスです。

これは、育った環境です。
旦那さんは片付いてなくても気にしない家庭環境で育ち、Aさんは
きっちり片づける両親のもと育った。

旦那さんを否定する気はありませんが、Aさんが落ち着かないのは事実。
だから片付ける。

つまり夫がいるとやる事が増えるので、さらに忙しくなります。
ゆっくり、のんびりする時間が遠くなります。

Aさんは早く家事を終わらせてゆっくりしたいと思っているんです。
だから、これは直してほしいと言ったそうですが、大人になってから習慣を変えるというのは難しい様でなかなか改善されません。
外出してもらった方が妻は楽になります。

夫は家にいると妻に指示を出す

①と②の流れからも分かると思いますが、基本旦那さんはどこに何があるか分かっていません。

すぐにポイポイするので、どこかに置きっぱなしになっているか、
奥さんが片付けた場所が分からない。
なので、いつも何かを探しています。
「○○どこ?」っていつも聞いてきます。

Aさんが仕舞っていれば、場所を教えますが、自分で置きっぱなしにしたものまでは奥さんには分からないので結局一緒に探すことになります。

知らないと言って放置すれば良いのですが、夫は探しているうちに
不機嫌になるので面倒臭いのです。
自業自得なのに。

あと、食事中に「ビール」とか、「醤油がない」とか言うそうです。
「ビールないから持ってきて」や「醤油がないから持ってきて」では
ありません。

「ビール」と言うことによって、妻が動いて準備するよう
暗に命令しているのです。

Aさんも食事中ですし、Aさんが必要な訳でもありません。
必要なら自分で持ってくれば良いのです。

でもやらないと不機嫌になります。
以前、自分でやるように言ったら、すごく不機嫌になり面倒臭かったので、しぶしぶやっているそうです。

自分の事くらい自分でやって欲しいんです。
妻は夫のお母さんではないのですから。

夫がいると気を遣うし忙しくなるんです。
だから外出してくれると楽なんです。

夫の食事に気を遣う

ここまでの流れで、Aさんが休みの日もやる事が多い事が分かるかと
思います。
なので、Aさんは早く家事を終わらせてのんびりしたいので、
昼食も簡単に済ませたいと思っています。

1人だったら、お茶漬けなんかで済ませることも多いのですが、
夫はちゃんとしたものを出すように言ってきます。

食べる物にうるさいそうです。
ちゃんと手作りする羽目になり、また時間を取られます。
時間があるんだから、休みの日くらい自分でやれば良いのに。

つまり楽が出来ない

結局はこれに尽きると思うのです。
人間誰しも楽をしたいと思う生き物だと思うのです。

しかしながら、Aさんの現状は平日は仕事で疲弊し、
休日は家事プラス夫の世話で疲弊する。

心身の休まる日がないのです。

いろいろとA家の事を書きましたが、皆色々個性というか、
習慣というかあると思うんですよ。
育ってきた環境も違うので、妻の常識が夫の常識でなかったり、
また逆もあったり・・

当然夫から言わせると、妻への不平不満もあるでしょう。
ただ、現状はAさんは夫が休みの日一緒にいると気が休まりません。

悪いけど事実です。

そんな時に、ニュースで熟年離婚が増えている。
卒婚というスタイルをとる熟年夫婦が増えているなどと聞くと、
Aさんも自分もそうなるのかなと思うそうです。

夫が定年して、毎日一緒にいて、毎日こうなるのかと思うと
ぞっとすると。

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お察しの通り、お子さんが幼い時にも育児に関わることはなく、
我関せずを通したご主人。

Aさんは、幼い子供2人にてんてこ舞いの時も、仕事も家事も奮闘し
なんとかやってこれました。

「私も若かったから・・」と言いますが、今は50歳。
夫婦の歴史の中で、労わってもらった記憶はないそうです。
旦那さんには『思いやる』という気持ちが不足しているように
思います。

『いつも自分だけが大変で、妻は大変ではないという』持論を展開し、Aさんの話は聞く耳を持たなかったそうです。

ここまで話を聞いて、私は
「良く頑張ってきたね。これからのことはゆっくり考えると良いよ。
私はいつでもそばにいるし、力になるから」としか言えませんでした。
「もう一度旦那さんと話をしてみたら・・」なんて言葉は酷で、出てきませんでした。

Aさんは、収入も十分にあり、お子さんたちもAさんの味方です。
すでに体調を崩すレベルまで来ていて、早かれ遅かれ別居という道を
選ぶでしょう。

どうすれば愛される夫でいられるのか

あくまで私の意見ですが、①~④の逆をすれば良いと思います。
つまり、
①出来る範囲で家事の分担をし、パートナーの休養にも気を遣う
②パートナーの不快にならないよう整理整頓をする
③自分の身の回りのことは自分でやる
④食事はうるさく言わない

でしょうか。大きくいうと、

妻にも気を遣えると愛される夫に近づけると思います

妻は所有物ではありません。パートナーです。
ちゃんと感情があります。
そこを理解しないと、定年後大変になるかも知れません。

テレビの街頭インタビューなどでときどき見かけますが、
「定年退職したら、どうされたいですか?」という質問。

男性は「そうですね、時間もたっぷりあるので妻と旅行にでも行きたいですね」なんて答えていますが、
はたして奥さんもそう思っているでしょうか。

老後の生活で、奥さんと仲良くしたければ、
今の普段の生活が大事です。

老後になってからでは、手遅れですよ。
(我が家も同じ。人ごとではありません・・)

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mamicchi

まみっちです。 不登校を繰り返しつつ、何とか中高一貫校を卒業しました。1浪を得て今年大学1年生です。

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